競馬てれすこ日記2008-2011

優駿
井崎脩五郎の競馬てれすこ日記 2008-2011

 

 

アドマイヤフジ

2008年3月号

連載第一回目の挿絵。金杯を勝ったアドマイヤフジにまたがる井崎先生。
初回なので「てれすこ日記」というタイトルを意識して
落語家のような服装で酒瓶を持たせた図に。
またがった状態の和服の裾が上手く描けずに手に持たせた扇子で隠してごまかす。

 


 

コパノフウジン
2008年4月号

雪で競馬の開催が中止に。シルクロードSでコパノフウジンが
軽い斤量で激走した記述と合わせて、雪下ろしで軽くなった
という感じも狙って描いたけど
さすがに伝わらなかったかもしれないですね。

 


 

丹下日出夫
2008年5月号

この頃はまだレイアウトで絵のスペースが定まってない時ですね。
縦長のスペースだと描きづらいので、できれば横長でと
お願いしたのを覚えてます。丹下さんと鈴木淑子さんを描きました。
ワイド中継の丹下さんのコーナー復活希望。

 


 

レジネッタ桜花賞
2008年6月号

桜花賞で超大穴が出た時のやつですね。
上位人気馬たちが落ちてます。
最初は穴の中の馬たちを、いかにも落ちましたという感じに、
ひっくり返った状態で描いてたんですが、
馬の故障を想起させるとの指摘が入り修正することに。

 


 

メジロマックイーン産駒
2008年7月号

ずっと具体的な絵が続いてたので何かこうキャッチーな
イメージ画を描きたいと思ってて、半ば無理矢理ポップにしようとして
上手く行かなかった絵ですね。
井崎先生が買ったと記述があったパナマ帽と目黒記念勝ちホクトスルタン。

 


 

ピンクカメオ
2008年8月号

ウオッカの7連敗の敗因を井崎先生が挙げてたので、
そのままフキダシにしました。少し皮肉ぽく描きたかったのが本音です。
普通に力負けの敗戦もあったんじゃないすかーと言いたかったというか笑

 


 

トーセンキャプテン
2008年9月号

函館記念、井崎先生本命のミストラルクルーズは
道中でシンガリ付近まで下がる不利。
不利がなければ馬券になってたのでは、、と
思わせる直線の巻き返しだったことを受けて
ミストラルクルーズが先生に謝ってる図です。

 


 

関屋記念
2008年10月号

揉まれるのがダメで多頭数が苦手なのではないか
というマルカシェンクの話と、顔にデキモノができる女の
怪談話の記述を足してこういう絵に。
着物と髪型の資料をネットで探すのに時間をかなり費やした一品

 


 

グラスワンダー産駒
2008年11月号

新潟2歳Sを勝ったセイウンワンダーの父はあの怪物グラスワンダー。
重賞を勝ったことでその偉大な父の背中が見えたと思ったら、
それはサクラメガワンダーだったというオチの絵なのですが、
これはサクラメガワンダーがG1クラスの馬ではない事が前提の
オチなわけで、この絵の入稿後の秋の天皇賞でサクラメガワンダーが
G1馬になったらどうしようと本気で心配していた私でした。
(尤もその後セイウンワンダー自身が朝日杯でG1馬になってしまうのですが笑)

 


 

サラブレッド最速
2008年12月号

北京五輪で100Mの世界新を出したウサイン・ボルトと
日本のサラブレッドの道中1ハロン最速記録を持つカルストンライトオ。
カルストンのゼッケンの馬番を適当に描いてたら担当のMさんより
「記録を出した2002年のアイビスサマーダッシュ時の12番に」とのご指摘。
細かいとこにも手を抜かないプロの姿をそこに見ました。

 


 

ウオッカvsダイワスカーレット
2009年1月号

名勝負となった秋の天皇賞。
写真判定でよく見たらなんと井崎先生が差し切っていたという。
僕の本命はアサクサキングスでした。どこにいたのでしょうか。

 


 

グラスワンダー産駒
2009年2月号

ジャパンカップの本命がスクリーンヒーローのはずだった井崎先生。
直前に外国馬のペイパルブルに変更してしまったらしく、
その無念さを汲んでスクリーンの中のヒーローにしました。

 


 

有馬逃げ切り
2009年3月号

ダイワスカーレットが逃げ切った有馬記念。
メイショウサムソンの武豊とカワカミプリンセスの横典だけが
ダイワの尻を突ついたという井崎先生の記述まんまの絵。
まったく意に介さないダイワスカーレットの強さに脱帽。

 


 

うなぎ屋
2009年4月号

鰻屋の女将さんに誘われてウォーキングに参加するも
途中でそば屋に斜行する井崎先生だったのでした。
関係ないけど中島みゆきの蕎麦屋って曲が好きです

 


 

レッドディザイア
2009年5月号

フレンチカンカンの記述があったので桜花賞の有力馬に踊らせました。
ブエナビスタの意味が「絶景」との事でこういう絵に。
桜花賞前に入稿→桜花賞後の発売だったので
ブエナビスタが勝つのを心から(自分の馬券的にも)願ってました。

 


 

アンライバルド
2009年6月号

皐月賞は馬名どおり「ライバルなんていない」強さでアンライバルド。
さすがは伝説の新馬戦を勝った馬!もちろんダービーでは本命です!

 


 

ダービーでパドック予想
2009年7月号

オークスとダービーの両レースでブエナビスタ、ロジユニヴァースを
ともに無印にした井崎先生の予想センスをパドックで吟味する両馬。
個人的にG1レースの中で一番好きなレースがオークス。
予想するのがこれほど楽しいレースはないです。

 


 

ホワイトマズル産駒
2009年8月号

ダービーで1年が終わる競馬ファンには新年が二度ある
という先生の言葉を元に新年とシンゲンを引っ掛けてこの絵。
ちょうどシンゲンも重賞制覇。条件戦の頃から馬券でお世話に
なっていた馬だけに個人的にも思い入れ大。

 


 

ミヤビランベリ
2009年9月号

ここからペンを油性ペンに変えて描いてみました。
掠れとにじみで味が出ないかなと思っての事です。
何をやっても自分の絵がなかなか好きになれないのです。

 


 

三浦皇成
2009年10月号

関屋記念を勝ったスマイルジャック号。実は僕、
ディープスカイが勝った2008年のダービーで
スマイルジャックが本命でした。ディープスカイ抜けで馬券を外す
という悔やんでも悔やみきれない結果で、
忘れたくても忘れられない一頭になったスマイルジャックなのです。

 


 

井崎脩五郎
2009年11月号

新潟2歳S、データ予想でシンメイフジを無印にした井崎先生。
シンメイフジがしゃべれたらなぁと嘆いておられたので、
もししゃべれたらこう言うだろうなと。

 


 

菊花賞
2009年12月号

スリーロールス=ロールスロイス、リーチザクラウン=クラウン。
ちょっとベタすぎますか。近年のロールスロイスはパッと見、
それとわからないと思い、馴染みのある昔の型を描きました。
必然的にクラウンはクジラクラウンに。
もはやGoogle画像検索なしでは生きていけない。

 


 

晩成の血
2010年1月号

8歳にしてG1を連勝してしまったカンパニー。
個人的には最後まで馬券の相性が悪い馬でした。
ちなみにこれ夕陽です。朝日じゃありません。

 


 

大川慶次郎
2010年2月号

大川さんが亡くなって10年。
大川さんがいなくなってフジの競馬中継は
締まりがなくなった気がします。天皇賞やクラシックなど
NHKでやるときは極力NHKを観るようになりました。

 


 

廊下に立たされる
2010年3月号

1月の重賞でビリだった馬たち。
テイエムプリキュアだけ牝馬なのでバケツは一個です。
何という女性思いな私。

 


 

大外枠

2010年4月号

デビュー以来ずっと8枠ばかり経験してきたレーヴドリアン。
このイラストの入稿後の皐月賞も8枠なら良かったんですが、 惜しくも7枠でした。

 


 

ヴィクトワールピサ
2010年5月号

井崎先生宅にある昭和53年製のテレビはまだ現役ということで、
こちらもまだまだ元気なシンボリルドルフ(第21回弥生賞馬)
が第47回弥生賞を見てる図です。

 


 

モテック
2010年6月号

フローラSを勝ったサンテミリオン。
その母馬もフランスでいうフローラSを勝っていた
とのことで親子制覇をワインでお祝いです。

 


 

サンテミリオンとアパパネ
2010年7月号

井崎先生が国技館に大相撲観戦に行ったという記述があったので
オークスの同着を引っ掛けて物言いの審議の絵に。
二頭に汗をかかせて今走り終わったという感じを
出すべきだったと入稿後に後悔。

 


 

W杯南アフリカ大会
2010年8月号

この時期、世間はワールドカップ一色。
試合中に鳴り響くブブセラという民族楽器が物議をかもしてました。
マーメイドSでブラボーデイジー、ブライティアパルス、
セラフィックロンプの「ブブセラ」馬券を狙った先生でしたが
ブラボーデイジーが13着で撃沈。
実はボクも全く同じ馬券を買ってました。
考えることはみな同じですか。

 


 

たまや~
2010年9月号

この回の先生の原稿には何と競馬の話題がゼロ。
何を絵にしようか悩んだあげく
花火大会の記述に強引に馬を絡めました。

 


 

夏の思い出
2010年10月号

須田鷹雄氏とセミの抜け殻と穴の多さに
驚いた話が出てたのでこういう絵に。

 


 

マイネルラクリマ
2010年11月号

中華料理屋の窓の模様?みたいなやつをこんな感じだなと
勘で描いてたら、後日、本物を見て少し違ってたことに気づく。
まぁどうでもいいっちゃどうでもいい部分ですけど。

 


 

蛯名騎手と二ノ宮厩舎
2010年12月号

凱旋門賞で2着に入ったナカヤマフェスタに蓮舫の名ゼリフ。
ネタ的に使い古されてるとは思いつつも、
つい描いてしまうベタさが悲しい。

 


 

エリ女
2011年1月号

エリザベス女王杯でイギリスのスノーフェアリーにぶっちぎられ
傷心のアパパネと蛯名騎手。一杯飲もうと飲み屋街を歩くと
そこにはスノーフェアリーの話題で盛り上がる一行が。

 


 

JC
2011年2月号

ジャパンカップを当てた人と外した人の食事の差。
僕はブエナビスタ-エイシンフラッシュで勝負したので
その日の食事は質素でした。まぁいつも質素ですけど。

 


 

クリニック
2011年3月号

原稿に診療所のくだりがあったのでその辺を絵に。
座って新聞を読んでる体勢が何度書き直しても納得いかず。
描き終わって原稿送った後も微妙な違和感。

 


 

稍重馬場
2011年4月号

フェブラリーS。当日は湿ってた馬場がどんどん
乾いていってしまい、そういう馬場が得意のシルクメビウスを
買っていた人にはどうにもやりきれない流れに。ハイ、私です・・。

 


 

ボツイラスト
2011年5月号

この回は東日本大震災があったので、
どうしてもドバイ勝利の絵を描きたくてラフを2パターン出しました。
ドバイの話題は井崎さん原稿には含まれていなかったので
挿絵的にボツ覚悟だったんですが、
意に反してこっちの方がレーブディソールの骨折のせいでボツに。
ちなみにこっちの絵はチューリップ賞で過去に1分35秒の壁を
突破して勝った馬はエアグルーヴとウオッカだけで
今年のレーブディソールもそこへ仲間入り・・という絵でした。

 


 

ミルコ・デムーロ
2011年5月号

そしてこちらがドバイWC優勝のヴィクトワールピサ。
震災で滅入った気持ちが元気づけられた勝利でした。
この時はグリーンCHが無料だったので生中継見てましたが
レースぶり含め本当に驚きました。

 


 

東日本大震災
2011年6月号

またもボツ分。高松宮記念で揉まれまくった上に不利を受けて
敗退したジョーカプチーノと、震災後のスーパーでの
ミネラルウォーター争奪戦を合わせた絵にしたんですが、
ジョーカプチーノに不利を与えた馬が降着だったということで、
降着ネタはNGということでボツに。

 


 

シルポート
2011年6月号

書き直した絵はマイラーズカップをネタに。
お待たせーと遅れてきた女性は鈴木淑子さんです。

 


 

データ予想
2011年7月号

あらゆるデータを無視してオークスを優勝したエリンコート。
データの項目をまた追加しなきゃならんとウンザリしてる先生の図。
最初机の上にノートPCを描いてたら担当Mさんから
「井崎さんはパソコン使わない人なのでアナログで」と
指摘が入り、本とノートに変更。

 


 

プレスリー語録
2011年8月号

神保町の古本屋でエルヴィス・プレスリーの本を買った井崎先生。
僕も古本屋でグラフィック本漁ったりするのが好きです。
60〜70年代のデザインを見るのが好きなのです。

 


 

マヤノライジンとキングトップガン
2011年9月号

最近やたらと高齢馬の活躍が目立つという話題だったので
高齢馬に囲まれて高齢馬だらけの飲屋街を行く先生の図。
右側の飲み屋の客を最初は鈴木淑子さんにしてたら、
担当Mさんより「レディに対して失礼なので馬にしてください」
との指示。失礼しました。

 


 

アメリカ万歳
2011年10月号

先生が新幹線で出会ったというご婦人との会話を絵に。
長くアメリカに在住で日本に久しぶりに来たそうで
最近の日本の有り様に苦言を呈すご婦人だったそうです。

 


 

京成杯オータムハンデ
2011年11月号

京成杯でアプリコットフィズ→フィフスペトルの
馬単1点勝負だった井崎先生。
逆目で決まったのは、もし当たったらバカ飲みするから
きっと神様が外してくれたのだと、自分を納得させたらしいです。
神様がそんなにやさしいわけないじゃないですか。

 


 

ジャングルポケット産駒
2011年12月号

秋の天皇賞を勝ったのはトーセンジョーダンでした。
色々アラを探しつつも最後はブエナビスタから
買ってしまう自分が悲しい。好きな馬なんですブエナビスタ。

 

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